昨年、2018年の6月、世界保健機関(WHO)が国際疾病として、ゲームに過剰に依存している状態について「ゲーム障害」と新たな病気としたことが発表されました。
このブログでは、ゲーム障害とはどんな症状や影響が出るのか?
について詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
ゲーム障害の症状は?
次のような状態が1年以上続き、生活上に影響をもたらしてしまいます。
- ゲームをしていないといられなくなる。
- 生活をしている中で、何よりゲームをする事の優先度が高まる。
- 悪い影響を及ぼしていながらも、ゲームに対する集中が継続、もしくは激化する
ゲーム障害の影響は?
上記のような症状が出るゲーム障害ですが、生活などに次のような影響が出るのでしょうか?
- いろいろな発想が出来なくなる
- 正しい判断が出来なくなる
- 感情がコントロールが出来なくなり、キレやすくなってしまう。
といった感じです。
研究機関によるMRI検査などによりますと、ゲーム障害の人は通常の人と比較して脳の『前頭前野の機能が劣化してしまっている。』といった結果が報告されています。
前頭前野は、記憶や学習することを統括しているところで、いろいろな事を思ったり決断したりするときに機能します。
脳をコンピューターに例えると、前頭前野は「コンピューターの中のCPU」といえるくらい、重要な場所ということなのです。 ですから「頭がよい人」は、この前頭前野が発達しよく働いていると言われています。
それどころか、前頭前野は、創造性や感情をコントロールするとても大切な機能をしています。新しいものを作るなど、創造性を豊富にするためにも、前頭前野が役立ちます。
さらに、頭に来たときやおもしろくない事が起きた場合など、前頭前野の働きが悪いと、怒りやイライラする気持ちをコントロールすることがむずかしくなり、キレやすくなったりもしてしまいます。
ゲーム障害になってしまうと、こういった悪影響がでてきてしまいます。
ゲーム障害を治す方法は?
では、ゲーム障害はどのように治療をすれば良いのでしょうか?
次のようにして行く必要があります。
- ゲーム機やスマートフォンなどに触れる時間を短くしていく。
- 自分自身を俯瞰するように、もう一人の自分で止めさせる。
- ゲームに費やした費用の事を忘れる
といった感じです。
3番目の今まで、ゲームを買った費用やゲームに課金をしてきたので止めたらもったいないという感情は一回捨てる必要も出てきます。
今までゲームに投資してきた金額よりも、ゲーム障害になってこのままいったら、取り返しの効かない事にもなるという認識をしっかり持つことが大切です。
普段何気なくゲームに夢中になったりしますが、ゲーム障害にはご注意ください。