スマートキーの技術を悪用したリレーアタックがニュースで取り上げられ注意が呼びかけられていますが、自動車メーカーとしての対策はどのようになっているのでしょうか?
調べていくと、自動車評論家の国沢光宏さんのサイトによると、車種によっては既に対策がされているそうです。
【リレーアタック】自動車メーカーによる対策は?
スマートキーは常時微弱な電波を出しているのですが、その電波を止める機能が付いています。(節電モードというらしいです。)
トヨタの一部の車種のスマートキー
ドアロックをするボタンを押し続けながら解錠ボタンを2回押す。
⇒ ランプが4回点滅し、節電モードに移行。
トヨタ車の場合は、上記の操作をしてみることにより対応しているか分かります。
節電モードの解除方法
スマートキーのいずれかのボタン操作をすることにより、通常のモードに移行し、車に近づいて解錠、ドアを開けることが出来るようになります。
節電モードの搭載が確認されたもの
・トヨタ クラウンハイブリッド
・トヨタ MIRAI
・トヨタ プリウス(現行車)
・トヨタ C-HR
・レクサスLS(現行車)
・レクサスRX(現行車)
・スバル インプレッサ
・メルセデスベンツ Cクラス
※他の車種の場合は、自動車メーカーや販売店にお問い合わせください。
リレーアタックの防止策
こういった節電モードが付いていない場合や、いちいちボタンを押して節電モードにするのが面倒な場合もあります。
電波を遮断するような鉄製の箱に入れておくと防ぐことが出来るようですが、外出先でも車が狙われる可能性がありますので、スマートキー電波遮断ケース(ポーチ)を利用する方法が現在のところ、おすすめの方法です。
こういったケースに入れることにより、防止することが出来るようになりますが、このようなリレーアタックを防止してくれるような構造になることが求められます。
たとえば、静脈認証をドアノブに付けるとか、顔認証をしないとエンジンがかからないとか。スマートフォンでもこういった技術が多用されていますので、そのうちメーカーとしても対策をしてくるのではないかと考えられます。
ただ、どんな技術もまた解読されたりしてイタチごっこになったりしますが・・・。