前回に続き、RX100M6について書いていきます。
今回は、レンズの明るさについての記事になります。
RX100M6のレンズの明るさとボケについて
RX100M6は、ズーム領域が伸びたことによりF値が先代に比べ少し暗くなっていますね。(F1.8~F2.8だったのが、F2.8~F4.5になりました。)
これを大きいと捉えるかどうかは人それぞれになるかと思いますが、私個人の見解としては、そんなに違わないと思います。
明るいが故の速いシャッタースピードも、約1段分の違いですからこれが変わったからといって、撮れる写真に大きく影響が出るというのは無いのでは?と思います。
また、絞り値によるボケ具合も、1インチセンサーであればそんなに変わらないというのが見解です。
▼ 1/60 F1.8 ISO100(RX100M3での比較画像)
▼ 1/30 F2.8 ISO100(RX100M3での比較画像)
逆に、画像をよく見るとF1.8はピントを合わせたところもシャープさにかけています。解像感が無いという感じでしょうか。
これは何度か撮影し直してみましたが、やはり同じ結果でした。
F1.8で撮影すると、被写界深度が狭すぎて被写体にもピントを合わせるのがシビアになりすぎてしまいます。F1.8を使用するのは、手持ちでブレないように使用する時以外、常用するのは厳しいかな??といった気にもなってきます。
▼ 1/60 F1.8 ISO100(RX100M3での比較画像)
▼ 1/30 F2.8 ISO100(RX100M3での比較画像)
ですので、F2.8ぐらいから始まるくらいがちょうどいいのかなといった感じです。
背景をぼかした写真を狙いすぎると、逆に被写体も解像感が無いものになってしまいますので、注意が必要だと分かった実験でした。
RX100M3での比較ですので、あくまでも参考として頂ければと思います。