2020年 8月6日(木曜日)の
NHK おはよう日本 まちかど情報室
今日のテーマは『汚れしっかり落とします』です。
番組で紹介された内容をまとめていきます。
ハウスクリーニング技能士の尾崎 真さんが教えてくれました。
お風呂のカビの掃除方法
お風呂場のカビの上下には石鹸かすや皮脂がたまっていて、層になっていることが多いんだそうです。
そのため、カビ取り剤をかけても一番下のカビに届くには時間がかかります。
そこで「掃除のために掃除」が必要です。
カビ取り剤を使う前に、お風呂用洗剤を使います。
まずはお風呂用洗剤とブラシで、表面の石鹸かすや皮脂をしっかりと落とすことがポイントです。
その後、よく水で流して拭き取ります。
その後に、カビ取り剤を吹きかけていきますが、壁などはたれてきてしまうため、
ラップを使用します。
カビ取り剤をかけてすぐにラップを表面に置くことで、壁によく密着してカビの奥まで届くそうです。
5分から10分程たったらラップをはがし、あとはこすらずシャワーで流すだけです。
これでしっかりと落とすことが出来るんだそうです。
次に、天井のカビです。
天井にカビ取り剤を吹きかけると、ぽたぽたとたれてしまい危険です。
そこで、床掃除用の道具(クイックルワイパーなど)に体を洗う時に使うナイロンタオルを巻きつけます。
タオルにお風呂用洗剤を吹きかけて、それで天井を拭いていくとカビを落とすことが出来ます。
天井のカビは、タオルの凹凸だけで十分に落とすことができるそうです。
その後、タオルで水拭き、乾拭きをします。
ポイントは、もう一つあります。
「カビを生やさない環境をつくること」が大切です。
カビが生える条件は、高温・多湿・石鹸のカスなど栄養の3つです。
そのため、お風呂を使用した後は毎回、温水で流し、その後水で流し換気扇を回し湿気をとることで、カビが生えにくくなるそうです。
お風呂は、カビが生える条件が一年中そろっている状況なので、汚れのレベルが上がっていかないようにすることです。
シャワーで壁を流すのも掃除なんです。1分とか10秒でできる掃除がすごく大事だと思います。
1.カビ取り剤の前にお風呂用の洗剤を
2.天井はお風呂用の洗剤とナイロンタオル
3.入浴後 シャワーでカビを生えにくく
カビ取り剤を使用する際は、喚起やゴム手袋の着用など使用方法を守って使うようにしてください。