メーカー製のWindowsパソコンを買った場合、初めからWindows OSが付属してきます。
このWindows OSはOEM版ライセンスとなっていて、そのパソコンでのみ使用が許可されています。
パソコンはしばらく使っていくと、古くなって処理が遅くなったり、故障が原因でパーツを交換したくなったりしますよね。
そんな時「パーツを交換する時にWindowsのライセンスはどこまで交換しても大丈夫なの?」
と疑問を持たれると思います。
そこで、その疑問についてMicrosoftに問い合わせてみましたので、内容をまとめておきたいと思います。
内容は、2020年8月での内容になります。
※規約改定により変更になる場合があります。
Windows10 OEM版|パーツ交換はどこまでOK?
私の場合、メーカーがカスタマイズしてくれるBTOパソコンを使用していました。
初めは、ハードディスクで使用していましたが、SSDを交換しより速いものに交換しました。
さらに、メモリを増設。
続いて、グラフィックボードも古くなってきて非力に感じ、新しいものにグレードUP。
そのうち、マザーボードやCPUも交換したくなり・・・。
そんな時に『あれ?このWindows 10のOSはこのパソコンのみライセンスされているんだよな?どこまで交換していいの??』
となりました。
ということで、Microsoftのサポートに電話で問い合わせを行ってみました。
私「メーカー製パソコンのOEM版を使用しているのですが、どこまで交換して大丈夫ですか?」
サポート担当「はい。SSD交換やグラフィックボード交換、メモリ交換をしていただいてもライセンスは大丈夫です。」
私「そうなんですね。例えば、マザーボードやCPUを交換しても大丈夫ですか?」
サポート担当「はい。特に問題ありませんが、場合によってはライセンス認証が必要になる場合もあります。」
私「そうなんですね。パソコンが変わるとライセンス的には駄目なんですよね?」
サポート担当「はい。パソコンが変わった場合は別途ライセンスが必要になります。」
私「パソコンが変わるというと、例えば筐体が変わるということですか?」
サポート担当「はい。パソコンのケースが変わると別のパソコンということになります。」
私「分かりました。ありがとうございました。」
以上、サポートに問い合わせた時の大まかな内容でした。
私の場合、Windows10でマザーボードを交換しましたが、特にライセンス認証をしなくても大丈夫でした。
(WindowsのログインをMicrosoftアカウントでログインになっている場合。ローカルアカウントだとライセンス認証が必要になるかもしれません。)
パーツ交換はどこまでOK?まとめ
ということで、まとめると
パソコンのケースが変わるとOEMライセンスは駄目だけど、
他のパーツは交換してもOKです。
何となく、マザーボードやCPUが変わると別のパソコンというイメージがありましたが、PCケース(筐体)がOEMライセンスの目安になっていたとは思いもしませんでした。(笑)
初めはBTOパソコンで買って、次々とグレードアップしていくというのも一つの方法かと思います。
以上、参考になればと思います。