火星が地球に大接近というニュースが夕方やっていて、
雲にかからなければ、南の方に見えるということで、
見てみました。
iPadに天体アプリ「Redshift」を入れてあったのを思い出し、
ここぞとばかりに使ってみました。
星や星座を見つけるのにもってこいのアプリなんです。
2018/07/31 夜10時頃には、火星は南南東、高度は約30度付近にあります。
↓こちらは、Redshiftで今日の星の位置をシュミレートしたものです。
実際に見てみると、肉眼でもよく見え、赤っぽい感じです。
せっかくなのでSONYの高倍率ズームデジカメ、
RX10M4で試しに撮影をしてみました。
当方、天体写真はあまり撮りませんので、
設定を変え少しずつ調整しながら撮影していったのですが、
露出をオートで撮影すると、夜空の暗さに露出を合わせてしまい、
火星が白飛び状態。
月を普通に撮ったかのような写真です。
でもこれ、火星なんです・・・^^;
気を取り直して、露出をオートからマニュアルに切り替え、
絞りはF13くらいがシャープに写るだろうと推測。
ISO感度も手動で100に設定
ホワイトバランスはオートから太陽光に変更。
ピントも∞から少し手前側にセット。
あとは火星が白飛びしないように
シャッタースピードを追い込む感じです。
結果、1/100秒くらいで赤くなりました。
望遠も光学+デジタルズームで対応。
こちらは、Lightroomを使用し、トリミングしてあります。
RX100M4の焦点距離は、約1200ミリくらいになりますが、
トリミングも入れると2000ミリを超えている感じかと思います。
少し、モヤッとしている感じですが、
雰囲気だけは伝わりましたw
これ以上アップで写すには、やはり天体望遠鏡が必要ですね。
さらに、
土星も横にあるようでしたので撮影してみました。
撮影の設定は、火星より暗いので
1/3秒、F11、ISO100といった設定で、
焦点距離も2000ミリ超
それがこちらです。
一応、環があり土星っぽいですが、
さらに、等倍にしてみます。
いかがでしょうか?
超望遠と1インチセンサーの組み合わせにより、
土星の環まで写せたのかと思います。
星を撮ると明暗の差で色にじみなども出やすいのですが、
RX10M4は色にじみ等もほとんど出ないのも特筆すべき点だと思います。
ただ、夏場なので湿度も多く、すこしぼやけている感じもします。
また機会があれば空気の澄んでいる冬場に
土星の撮影にチャレンジしてみたいと思います。
ちなみに、土星の環の角度は時期によって角度が変わるようですね。
火星・土星撮影のRX10M4セッティングまとめ 三脚を使用(SLIK プロ330 DXII) 撮影モード:マニュアル(M)、JPEGのみ ※光学+デジタルズームを使用するためJPEGのみ撮れるモードにしています。 ホワイトバランス:太陽光 絞り値:F11~F13 シャッタースピード:約1/3秒~1/100秒(星の明るさに合わせて) ISO感度:100 ピント合わせ:マニュアルモード(無限遠から少しだけ近くに戻した所) セルフタイマー:2秒モード 手ぶれ補正:ON(通常は三脚に付けた場合OFFにしますが、今回はONのままでOKでした)
下のリンクは、RX10M4などのコンデジにとてもオススメの三脚の紹介です。
私の三脚はこれの前のモデルですが、とても軽いのにしっかりしています。
しかも値段もリーズナブルです。
三脚は一度買えばずっと使えますので、少し良いものを買われることをおすすめします。