2021年1月26日(火曜日)放送
番組で紹介された内容をまとめています。
NHK おはよう日本
まちかど情報室
今日のテーマ『冬のお口 ケア』
教えてくれるのは、東京歯科大学教授の上田貴之さん
今の時期、細菌やウイルスに負けないためには口内環境が大事だといいます。
まちかど情報室|冬のお口 ケア
上田教授:
お口は感染防御の第一関門と呼ばれています。
唾液が大切になってきます。
口の中を感染から防御する。体をウイルスや感染から防御する。
そういった役割も持っているので、しっかりと口を唾液で湿潤(しつじゅん)させておくことが大切になってきます。
マスクをしているとつい油断して口が開きがちになってしまったりします。
上田教授:
マスクをすると、口呼吸をすることが多くなって、口が乾きやすいという人もいるといわれています。
最近の状況で外出を控えたり、人との会話が少なくなることで、口の機能を充分使うことが少なくなっていると思います。
つまり、唾液が少なくなりがちなんです。
唾液には免疫物質が含まれていて、ウイルスや細菌がのどや鼻の粘膜から入るのを防いでくれます。
ところが、唾液が少ないと免疫機能が働きにくくなって、侵入しやすい状況になってしまいます。
そこで、唾液を増やすには?
上田教授:
じつはおすすめのものがありまして、最近の研究でキャディーをなめると唾液の中の免疫物質であるIgA(アイジーエー)が増加することが分かってきました。
免疫物質の濃度はキャンディーをなめなかったときと比べると、約3割増えるということです。
そこで、達人オススメのキャンディーがあります。
上田教授:
香料、香りの成分の入ったキャンディーがおすすめです。
キャンディーに含まれるかおりの成分が唾液腺や脳を刺激するということなんです。
D デカン酸
O オリゴノール
M メチルセルロース
A アクア
C シナモン・シトラール
オレンジや柑橘類に含まれるシトラールや、ライチなどのオリゴノール、シナモンなどの成分が有効的なんだそうです。
頭文字をとって、DOMAC(ドゥーマック)と呼ばれています。
上田教授:
DOMACの含まれたキャンディーをなめると、免疫力がアップする。また唾液も増えるということで、感染病魚などに役に立つのではないかと考えています。
さらに、同じキャンディーでもなめ方によっても効果が変わるということです。
達人おすすめのキャンディーのなめ方
達人ワザその1
キャンディーはかまない
小さくなるとついついかんでしまいがちですが、かまないで飲むことで唾液の量が増えるんだそうです。
達人の技その2
口の中で ころころ動かす
キャンディーを口の中で転がすようにすると唾液腺の働きがより活発になるんだそうです。
口が乾いたと感じたら、1日3粒を目安になめると、いいそうです。
上田教授:
虫歯予防の観点からもノンシュガーのものを選ぶのがいいかなと考えます。
たくさん なめればなめるほどいいということではありません。
適量を食べるのがいいかなと思います。
キャンディーの他にもガムも効果的で、噛むことで唾液が出るということです。
DOMAC配合のキャンディ
UHA味覚糖と帝京大学が共同開発したDOMAC配合のキャンディがこちら。
ノンシュガーなので、気になる糖質の取り過ぎや虫歯予防にも安心です。
【参考】≫ UHA味覚糖 UHAシタクリア 公式サイト