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まちかど情報室|野菜 使い切ります(2月1日)

202121日(月曜日)放送
番組で紹介された内容をまとめています。

NHK おはよう日本
情報室 

今日のテーマは『野菜 使い切ります』

家庭で食品ロスが多いのは野菜なんだそうです。

食品ロスの現状や削減方法について発信している、井出留美さんに野菜を味わい尽くし、使い切る技を教えてもらいました。

まちかど情報室|野菜 使い切ります(2月1日)

井出さん:
食品ロスの要因のひとつに過剰除去というのがあります。
食べられるのに そこの部分まで余分に取ってしまう。
ちょっと切り方を工夫することによって、過剰除去を減らすことができます。

例えば、なすのへた。包丁で垂直に切り落としがちですが、
斜めに包丁を入れてへたを削ぐように切っていきます。
そうすることによって、捨てる量が減り無駄を減らすことが出来ます。

人参は包丁の手前の角を使い、芯の部分を一回転させくり抜きます。

大根は皮を厚めにむいてしまいがちですが、達人はこれを使います。

井出さん:
ベジブロスという洋風の野菜だしを作っています。
いろいろな風味が混ざったようなだしになるんですね。

ベジブロス
vegetable broth

野菜 だし

材料はふだん捨ててしまう大根やタマネギの皮、にんじんの芯、ピーマンのへたまで使います。

これらを良く洗って 冷凍保存しておきます。

ある程度量が貯まったら、材料がひたひたになる量の水を入れ、1時間30分ほど煮込みます。

汁をアミでこしたら出来上がりです。

野菜の甘みと旨味がほのかに感じられるコレを使うのが、
おすすめポトフです。
ベジブロスで具材を煮込んで、最後に塩とこしょうで味を調えるだけでほっとする味わいになります。

その他にもリゾットにも使います。

ベジブロスを作ったあとに残った具材もさらに使い道があります。

乾燥させます。

井出さん:
ベランダでコンポスト(堆肥)入れています。

達人は、野菜くずを入れて堆肥を作り、それで植物も育てています。

堆肥を作るには、蓋付きの大型のバケツを用意して、袋を二重にかぶせます。

その中に園芸用の土を入れます。

赤玉土:培養土:腐葉土(3:3:4)

土を水で湿らせてから、袋をいったん閉じます。

時々かき混ぜて、土がさらさらになったら、
まずはお茶殻や枝豆のさやなど、分解しやすいものから入れ、土の中の環境を整えていきます。

その後、しっかり乾燥させた野菜くずを入れます。

数日おきに300gほど入れていくと、容器がいっぱいになるまで半年ほど入れ続けることが出来ます。

井出さん:
またその土を使って、何かを育ててというふうに循環させていると、無駄にするものを すごく少なくしているという自信につながります。
ぜひ みなさんにもおすすめしたいです。

ベジブロスは、魚の骨やエビの頭などを入れても、また違った味わいになるそうです。

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