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【成田空港】システムトラブルの復旧はいつ?

18日に起きたシステムトラブルは、19日朝までに全面復旧しました。

以下 18日に執筆した記事です。


今回、2018年9月18日の正午頃、

成田空港で起きたシステムトラブルですが、

日本航空のカウンターでは、発生から約4時間半後に

一部が復旧。成田国際空港会社(NAA)によると、

全面復旧の見通しは立っておらず、

一部の便に欠航や遅延の影響が出たとのことです。

ということで、復旧にどれくらいかかるものなのか?

過去の事例を見ていきたいと思います。

空港での過去のITトラブル事例

空港でのIT機器トラブルは復旧までに時間がかかることが多いようです。

ANAの事例

2016年にANAで起きたシステムトラブルでは

データーベースシステムをつなぐ

イーサネットスイッチの故障が原因だった

というのがあります。

その時は、シスコ製スイッチの「世界初のバグ」

によりダウンしてしまい、

復旧までに24時間以上を要しました。

イギリス ガトウィック国際空港の事例

2018年の8月イギリスのロンドン・ガトウィック国際空港で

起きたシステムトラブルでは、

光ファイバーケーブルの損傷が原因だったようです。

こちらは、約8時間後に復旧したようです。

その他イギリスの事例

2017年5月、イギリスでは英航空会社

ブリティッシュ・エアウェイズがIT機器が原因で

大規模障害が発生。

イギリスの主要空港にてチェックインシステムが

止まってしまったようです。

経費削減が発生原因

約12時間で復旧までに時間がかかったようです。

この時は、サイバー攻撃との心配もあったようです。

ベトナム空港の事例

2016年の7月、ベトナム空港のウェブサイト、

ハノイ市ノイバイ国際空港、ホーチミン市タンソンニャット

国際空港の音声システムと運航情報に関する電光掲示板が

ハッキングされました。

ウェブサイトは書き換えられてしまい、ベトナム空港の顧客の

個人情報が公開され、空港のスピーカーからは英語で

「南シナ海は中国固有の領土だ」「ベトナムとフィリピンはくたばれ」

などいう主張と笑い声が放送されたようです。

フライト情報のシステムもハッキングされたんですね。

このときは、数時間にわたって搭乗手続きを手作業で行い、

多くの乗客が搭乗便に乗り遅れたほか、

フライト100便余りが遅延するなどの影響が出たそうです。

 

ということで、今回サイバー攻撃でなければいいのですが、

空港でのIT機器のトラブルは、システムが複雑なので原因究明が難しく

復旧に時間がかかるようです。

今回過去の事例と比べると、便への影響は少ないようですが、

IT機器に頼る時代、トラブルを想定した訓練などが、

とても重要になりそうです。