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【三遊亭円楽 肺がん】詳しく調べてみました

落語家の三遊亭円楽(68)は28日、公式サイトを通じて初期の肺がんであることを発表しました。

あわせて、治療期間に開催予定10月4日から10月11日の公演はすべて休演し、主治医の判断により手術治療を行うようです。

サイトでは

「公演を楽しみにお待ちくださっているお客様、また関係者の皆様には、多大なるご迷惑をおかけいたしますこと、心よりお詫び申し上げます」と謝罪しました。

円楽は前向きであることを伝え、

「根治を目指して治療し、皆様の元へは退院後すぐ帰ってまいります。これまでと変わらず、毎日お仕事をさせていただきます」としました。

続けて「著名な方のがんについてのニュース等を目にすることが多い昨今、まさに他人事ではないということを、円楽本人も、事務所関係者も、身に染みて感じました。主治医の先生とともに、円楽のこれからの落語人生を、弊社一丸となってバックアップしてまいります」と誓い

「どうか、皆様も、日ごろからご自身の体について関心を持ち、チェックを怠らないようにしていただきたく存じます。健康に長生きしましょう!」と呼びかけています。

円楽は、青山学院大学在学中、師匠・五代目三遊亭圓楽の目に留まり、落語の世界に誘われ、前座修行をしながら同大学を卒業。

入門時から将来を嘱望され、1977年には、弱冠27歳にして『笑点』(日本テレビ)の大喜利レギュラーメンバーに抜てき。現在では、そのキャラクターは大喜利に欠かすことのできない存在となっています。


▲「株式会社オフィス まめかな」より引用

肺がんについて

肺癌(はいがん、英:Lung cancer)は、肺に発生する上皮細胞由来の悪性腫瘍です。90%以上が気管支原性癌、つまり気管支、細気管支あるいは末梢肺由来の癌です。

国際肺癌学会によれば、肺癌は世界的に最も致死的な癌であるが、その理由の1つは、多くの場合発見が遅すぎて効果的な治療を行うことができないことであり、早期に発見された場合は手術や放射線治療でその多くを治癒することができます。(国際肺癌学会らせんCT検診声明)

 

肺がんの一般的な症状など

一般的な症状は、血痰、慢性的な激しい咳、喘鳴(ぜんめい)、胸痛、体重減少、食欲不振、息切れなどであるが、進行するまでは無症状であることが多いです。

肺内の気道粘膜の上皮は、たばこの成分などの、発癌性物質に曝露されると速やかに、小さいながらも変異を生じます。

このような曝露が長期間繰り返し起こると、小さな変異が積み重なって大きな傷害となり、遂には組織ががん化するに至ります。

腫瘍が気管支腔内へ向かって成長すれば気道は閉塞・狭窄(きょうさく)し、場所と程度によってはそれだけで呼吸困難を起こします。

気道が完全に閉塞すれば、そこより末梢が無気肺となり、細菌の排出が阻害されることにより肺炎を生じやすくなります(閉塞性肺炎)。

また、腫瘍の血管はもろく出血しやすいため、血痰を喀出するようになります。

一方、気管支の外側への腫瘍の成長は、他の臓器に転移するまでは、それ自体による身体的症状を起こしにくいです。

肺がん原因

喫煙と肺がん

最大の原因は喫煙です。

喫煙を開始する年齢が低ければ罹患する可能性が増し、また自分が喫煙しなくとも周りの人が喫煙すれば肺がんになる可能性が20-30%高くなると言われています。

1日あたりの喫煙するタバコの本数と喫煙している年数をかけ合せた数字(喫煙指数)が600以上の人は肺がんの高危険群です。

概して喫煙者の肺がん死亡リスクは非喫煙者の4倍から5倍、それも喫煙量が1日あたり20本以上なら10倍以上であり、喫煙開始年齢が低いとさらに増加することは前述の通りです。

ラドン

ラドンは多くの国で喫煙に次ぐ第2位の肺がんの原因であり、全ての肺がんの3-14%がラドンに起因すると推測されています。

ラドンの肺がんリスクは、ラドンの濃度が高いほど大きいです。

しかし、多数の人々が家庭内で低濃度の屋内ラドンにさらされているため、実際にラドンによって誘発される肺がんは、高濃度のラドンではなく、むしろ低-中濃度のラドンによるものの方が多いとされます。

特殊な職業に携わる人はアスベスト、クロムによる肺がんに罹患することがあります。その他の原因には大気汚染、放射線、遺伝的感受性、ウイルス、食事の欧米化が挙げられてはいるが疫学的に確かな証明はありません。

アスベスト・喫煙による肺がん増加要因の推察

岡山大学教授の中村栄三は自身の専門である地球化学的手法を適用し、次のように報告しています。

アスベスト吸入や喫煙によって、肺内で含鉄タンパク質小体が形成される。この含鉄タンパク質が海水中のラジウム(Ra)の100万倍から1000万倍という濃度のラジウムホットスポットを形成します。

226Raが崩壊すると222Rnとなるが、フェリチン中のフェリハイドライト構造中で発生したラドン(Rn)は呼気によって体外に逃げないため、222Rn (3.8日), 218Po (3分), 214Po (0.16ミリ秒)といった崩壊系列による連続的なアルファ線を体内で浴びる事になります。

ウィキペディア 肺癌より引用

三遊亭円楽の肺癌は、多くの場合発見が遅すぎて効果的な治療を行うことができないということですが今回、初期段階で見つかったというのは不幸中の幸いだったのではないでしょうか。

良く治療され、笑顔で復帰されることを楽しみにしたいです。