鹿児島市の甲南高校では、頭蓋骨の模型をデッサン用に使用していました。
それがホンモノとは知らず・・・
きっかけは今年の6月です ――
鹿児島市の別の高校の生物室にあった頭蓋骨がおよそ50年前に死亡した女性のものであると事が分かりました。
そこで甲南高校も警察に鑑定を依頼したところ、本物の頭蓋骨と判明したようです。
20年以上前から模型として保管され、鑑定に出す直前にも生徒がモデルにしていました。
頭蓋骨は30~40歳の女性とみられ、すでに火葬し埋葬されたということです。
警察によると「事件性は薄い」とみられています。
なぜ人骨が高校に?
どういった経緯で本物の骨が高校にあったのかは不明です。
20年以上前のことで調べるのも難しいと思われます。
3年前にも海外で
調べてみると、さかのぼること3年前、2015年12月にもイギリスの高校の授業で使用していた骨格模型が本物の人骨だったということがあり、こちらも授業で40年以上使い続けていたようです。
人骨を鑑定した結果では100年以上前の骨だったようで、この時も何故高校にあったのかは分からない状態だったようです。
人体の標本の歴史
ウィキペディアで調べてみると、21世紀に販売されている人体の標本は、衛生面や倫理上の問題により人体模型であることがほとんどのようですが、過去には模型の造形が困難だった時代では、本物の骨を使った標本が製作されていたようです。