ワコムから2019年1月8日発表になりました「Wacom Cintiq 16」ですが、従来のCintiq Proシリーズと比べて、かなり手ごろな価格で買えるようになりました。
ということで、気になるどこが違うのか?また、買いなのか?について解説していきたいと思います。
比較しやすい、同じ15.6型の「Cintiq Pro 16」と要点を分かりやすく比較していきます。
それでは、早速見ていきましょう!
【Wacom Cintiq16】Cintiq Proとの違いは?
液晶画面の違い
まず、基本的には液晶画面のピクセル数に違いがあり、Proと比較して約半分の細かさになっています。
今までのノート型パソコンも15インチでHD画質で結構キレイに見ることができましたので、もの凄く拘らなければ、HD画質でも問題ないかと思います。
(画面をズームして描画すれば細かく描けますし)
画面サイズ | ピクセル数 | |
Cintiq Pro 16 | 15.6型 | 4K(3840×2160px) |
Cintiq 16 | 15.6型 | HD(1920×1080px) |
液晶画面の最大表示色は両機種ともに1677万色ですが、色域に違いがあり、Proの方が色彩豊かに表現をすることが出来ます。
厳密な色味にこだわる場合は、Adobe RGBカバー率の高い、液晶ディスプレイを併用しながら作業をしていけば問題ないかと思います。
色域 | |
Cintiq Pro 16 | CIE1931 Adobe RGB カバー率 85% CIE1931 Adobe RGB 面積比:94% CIE1976 Adobe RGB カバー率90% CIE1976 Adobe RGB 面積比 94% |
Cintiq 16 | 72 % NTSC (CIE1931) Typical |
描き心地や操作の違い
Cintiq 16は、タッチ操作機能が非対応になっています。
Cintiq Pro 16は、液晶パネルとカバーガラスの間を接着させ、ペン先と画面表示の視差を低減する「ダイレクトボンディング」が採用されていますが、Cintiq 16は省略されています。
肝心な筆圧レベルはProと同じになっています。
ここが同じというのは有り難いですね。
使用ペンは、両機種ともにWacom Pro Pen 2となっています。
さらに、さらさらとした描き心地のAGフィルムディスプレイも両機種とも同等となっていますので、描き心地は変わりません。
筆圧レベル | 傾き検出 | 傾き認識 | |
Cintiq Pro 16 | 8192レベル | 64° | ±60レベル |
Cintiq 16 | 8192レベル | 60° | ±60レベル |
価格
ワコムストアでは、下表のような価格となっています。
Cintiq Proの約4割くらいの値段なので、かなりお手頃です。
価格 | |
Cintiq Pro 16 | 181,440円 |
Cintiq 16 | 73,224円 |
といった形で両機種の違いの要点を見てきましたが、それほど大きな違いは無いように感じました。価格差を考えたら超コストパフォーマンスも良く「買い」だと私は思っています。
最近発売されたiPad Proも同じようなことが出来ますが、写真編集、イラスト、マンガの描画などをメインで使いたいのであれば、画面が広く専用ソフトの揃っている「Cintiq 16」の方を断然オススメします。
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2019年1月11日に発売開始です。
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