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【ガソリンに水混入】ガソリンスタンドのタンクの寿命や点検方法は?

今回のこのニュースはクルマを所有している方であれば、自分のところのガソリンスタンドは大丈夫かな?と疑問に思う方もいらっしゃるのでは無いでしょうか?

「ガソリンに水混入、給油した救急車が止まる 愛知のGS」

石油元売り大手「JXTGエネルギー」(本社・東京都)は15日、愛知県尾張旭市のガソリンスタンドで、販売したレギュラーガソリンに水が混入してしまったことが想定されると発表した。合計で200台くらいで混入したおそれがあり、給油させた車4台がエンジンが停止するなどトラブルが発生しています。

 同社によると、水が入ったことが想定されるのは、ENEOS城山SS(尾張旭市新居町)。2019年1月11日~14日の間の給油が対象となり、ガソリンを貯蔵している地下タンクや配管が損傷して、水が混入した可能性が高いとしています。

尾張旭市消防本部では、このガソリンスタンドで給油した救急車1台もすぐ後に停止してしまったといいます。

幸い救急搬送には影響が無かったそうです。

同社は、給油した人に城山SS(TEL:0561-52-2733)へ連絡するよう呼び掛けています。

今回、ガソリンスタンドの設備による不具合ということで、気になったのはガソリンスタンドのタンクの寿命や点検はどのように行われているか?について調べてみました。

ガソリンスタンドのタンクの寿命について

ガソリンスタンドのタンクの寿命を調べてみると、
2011年2月に施行された消防法の改正によりますと、

・40年以上前に埋められた燃料用地下タンクの改修を義務づけ
・猶予期間は施行後2年間、2013年2月まで
・改修を行わないガソリンスタンドには法的処置がありうる

というものです。

ガソリンスタンドの定期点検について

また、定期点検に関しては、

地下タンクの定期点検とは、1年に1回、貯蔵所が危険物の規制に関する政令が定める基準に達しているか点検をする作業があります。

危険物の規制に関する規則によって実施が義務付けられており、点検方法にはガス加圧法や液体加圧方を用いて行うのが一般的です。

自治体によって独自の決まりが定められているところもあるようです。

さらに、点検結果は専用の書類に記入し、3年間保管の義務があります。

スタンドによってどこまで詳しく点検をしているかは分かりませんが、給油したガソリンの成分を定期的に調べるなども有効なのでは無いでしょうか?

定期点検が行われていない時の罰則は?

さらに、罰則について

点検を行わなかった場合は、30万円以下の罰金か拘留が科せられます。

もし、虚偽の報告をした場合は、危険物貯蔵所や取扱所の認可が取り消されることもあるようです。

また、自治体によっては、独自の決まりを設けているところもあります。

 

今回のように、水が入ってしまったガソリンでクルマが突然止まってしまったら、大きな事故に結びつく可能性もあります。

・高速道路上の停止(路肩があまりないところもあり危険)
・踏切内での停止
・交差点での停止

近年、大きな地震なども多発していますので、そういった弾みでタンクや配管などに亀裂が入ってしまうことも考えられます。

ということで、地下タンクは入念に定期点検ををすることが求められます。