2019年1月27日、2020年をもって嵐が活動を休止することを発表しました。
同日20時からメンバー5人による記者会見が、東京赤坂にて1時間20分に渡って行われました。
以下その内容です。
嵐 会見 1/27 大野・櫻井・相葉・二宮・松本
大野「本日はお忙しい中、急なご案内にもかかわらずお集まりいただき有り難うございます。先ほどファンの皆様に向けてコメントを配信させていただきました。改めて僕たち嵐は2020年12月31日をもってグループとしての活動を休止させていただくことになりました。大変勝手ではございますが僕たちの口から皆様にお伝えしたくこの場を設けました。本日はよろしくお願いします。」
大野「2017年6月中旬頃 メンバー4人に集まってもらって自分の思い 気持ちを話しました。自分の嵐としての活動をいったん終えたいと。自分の思いとしては 自由に生活を一回してみたいとメンバー4人に伝えて、その後 何度も何度も話し合いを重ね 期限を2020年を持って嵐を休止する形になりました。」
Q 話し合いはどういう形で行いどこで納得できた？
大野「2017年6月中旬に始めて僕が4人に集まってもらってから自分の気持ちを打ち明けた後は僕はメンバー一人ひとりと個々に会って、一人ひとりの思いもちゃんと聞いてその後はまた5人で集まって、それを結構な回数ですけど何度も何度も話し合って、それで最終的に事務所の方々を交えての話し合いをさせていただき、なので2018年の2月に事務所の方へ報告させていただいて、それからまた話し合いを重ねるごとに2018年6月に決断いたしました。」
Q 大野さんにお尋ねしたいのですが、自由な生活がしてみたいとは具体的にどういう意味を表している？
大野「具体的に何がしたいかっていうのは僕の中では決まっていることではないんですけど、まあちょっと あの なんていうのかな 自由な生活というのは この世界を一度離れてみて 今まで見たことのない景色だったり 見てみたいというか 普通の生活というのは今までこの世界には行って経験していないなという思いもあり、そういう事にも興味があり、そういうことではあるんですけど、具体的なことは何がやりたいということはない」
Q でも自由な生活をしてもジャニーズ事務所のタレントであり、嵐の一員ということですか？
大野「最初は活動を終えたいとメンバーの皆さんに報告したとき、やっぱり終えたいという思いになったときにはやはりこの事務所を辞めなければ、けじめという物が自分の中で付かないなと思っていたんですけど、ただメンバーと事務所の方々と話していく中で、お休みということでいいんじゃないかと話し合いの元そういう形になったんで、所属は所属ではあるんですけど、期限を越えたら･･･自分のやりたいことはまだ見つかっていないですけど、ちょっとゆっくり休んで考えたいなと思っています。」
Q 大野さんの思いのきっかけは？
大野「きっかけというのは正直無いというかいつ思ったというよりきっかけというのは正直無いというか いつ思ったというより 大体3年ぐらい前からそういう気持ち・思いが芽生えてどんどん強くなっていったのが現状」
Q というとハワイの公演が終わった後ぐらい？
大野「終わってちょっとたって仕事をする中で そのあたりから自分の気持ちに変化が現れてきてしまった」
Q ハワイの景色は特別だった？
大野「そうですね そこで日本に戻ってきてそこから15周年終わってから 自分の中で仕事をして 個人の仕事もやる中で徐々にですけどそういう気持ちが芽生えてきました」
Q 何か達成感があった？
大野「達成感は正直10周年の時だったり15周年の時ももちろんありましたけど、そこでやりきったという感覚は僕の中で無かったんですけど、やっぱりその時はハワイの時もそういう気持ちは無かったんで、本当に徐々になんですよね。」
Q 大野さんは2021年の芸能活動はお休み？
大野「そういうことです。」
Q お仕事はしばらくしない？
大野「そうですね 一回自分を見つめ直す期間というか、一回立ち止まってみようかなと。お仕事に関してはそうですねちょっとお休みを」
Q それは何年ぐらい？
大野「そこまで具体的なことは考えてないですけど2020年いっぱいまで嵐として走り抜いてから、自分のその時の気持ちだったりお休みをさせていただいている間に自分の思うことは出てくると思うんで今はちょっと分からないです。」
Q 疲れてしまってお休みということ？
大野「疲れてしまってという そういう事では自分の中ではなくて一回嵐を離れてみて一回立ち止まってみて自分を見つめ直したい。」
Q 解散ということではない？
大野「解散ではありません」
Q 大野さんから「活動休止」と聞かされたとき どう思った？
二宮「いや、衝撃でした。そんなこと考えていなかったので本当にいわれて驚いたんですけど、話し合いを進めていく中でずっと僕らが言っていたことは、4人でも6人でも「嵐ではない」と我々は思っているし、自分たちの「嵐」という世界の中での価値の基準の中で闘っていたグループなので、「5人じゃなきゃ嵐じゃないだろう」と「5人じゃなきゃ100％のパフォーマンスは出来ないだろう」という中で今回のリーダーの思いを尊重する形で結論に至ったというのが僕の個人的な目線ですが、みんなで話し合っていく中での決め方ですね」
櫻井「みんなバラバラだと思うんですけど、僕も驚きましたね。前の日に友達と焼肉を食べてたんですけど、グループメールに大野から「話がしたい」とあった。これだけ長いこと一緒にいる我々ですから大野が「話をしたい」とその後の内容を聞いた時にこれはもしかしたら相談というニュアンスよりはある程度意志の固まっているところなんだろうなと僕は解釈しました。一番最初はもの凄く驚きましたけれど、誰かひとりの思いで「嵐の将来のことを決めるのは難しいだろうな」という思いがあるのと同時に他の何人かの思いでひとりの人生を縛ることも出来ないと思いました。なぜなら我々は中学生の頃に出会って23～24年一緒にいる大切な仲間ですから。どれだけ時間がかかっても、どれだけ時間をかけても全員が納得する形の着地点を探していかなきゃならない、これは僕の役割だろうとその瞬間思いました。」
Q メールで「終えたい」と来た時は引き留めた？
櫻井「引き留めたという立場でもないです。大野の思いを理解したというところで、僕を主語で言ったら他の4人の思いをきちんと着地させるのはどこだろうと、たくさん時間をかけて探していかなきゃいけないなとその瞬間思いました。」
松本「僕は常々グループ活動というのを続けることはメンバーの強い意志があって始めてグループっていうのは続けられるものだと思っていたので、僕らは10周年の時にたくさんの方に祝っていただいたり、国立競技場でライブさせていただいたりとか、15周年の時はデビューしたハワイに連れてってもらってハワイでいろんな人にお祝いしてもらったりとか、本当に素晴らしい景色をたくさん見せてもらいました。その中で自分たちがいろんな事を経験させていただく中で、「次にやろう」ってみんなで話し合って進めてきたんですけど、その中で大変だと思うことも正直ありました。そんな中で自分たちがいい形であるうちにグループを占めるということも実際考えたこともあったし、その話をメンバーに話をしたこともありました。具体的な時期をこの時期にしたいとかそういう事はなかったですけど、一番最初にリーダーに呼ばれて話を聞いた時に僕は驚きはしませんでしたね。みんなで話し合う中でそれぞれの思いもありますし、これからのことを考えた時に、このタイミング2020年で区切りを付けるということが、ベストな形なんじゃないかと僕は判断しました。」
相葉「僕はそうですね。初めてリーダーから聞いた時はひっくり返りましたね。こういう生活が当たり前だと一回も思ったことはないですけど、まさかこんなに こう現実で突き付けられた時は準備がいりましたし、どうにかリーダーと2人でお話しする中でどうにか嵐を続けていける方法はないのかなとリーダーに相談したりもしました。でもリーダーとみんなと話し合いを続けていく中で、ちょっとでも同じ方向を向いていないリーダーをずっと付き合わせるのは違うかなと思いましたし、やっぱりそこでひとり欠けてしまっては、やっぱり嵐としては難しいと思ったので、それこそリーダーの意見というのを納得してそっちの方向で進めていこうということになりました。」
櫻井「時間はかかりましたよ 当然すぐの結論ではないですし、我々5人だけで あとそれぞれがそれぞれのおよそ どれくらいだろう 数か月間 ずっとたくさんの話し合いを何回もしたということです。」
Q 大野さんは受け入れたメンバーに対してどのようなお気持ちですか？
大野「正直本当 申し訳ない気持ちがすごく強いですけど、１人欠けては嵐ではないということは５人の中では心の中であったものでちょっと勝手ではありますけど、その中で期限を決めて今後の思いを心の中で感じながら、2020年いっぱいまで毎日大切に走っていこうかなと思いましたね」
Q メンバーで反対した人は？
二宮「反対というか「できませんか」っていう相談はしました。やっぱりそれは「はい 分かりました」って言うのはあまりにも責任感がないですし、やっぱりグループをやってきた年数というものがありますから、急にそこ二つ返事で「分かりました」ってなってその翌週とかに事務所に言いに行くのはちょっと責任感的に出来なかったというか、僕もリーダーとご飯を食べに行った時になんかできる方法はないのかとか言っていましたし、リーダーもギリギリまで考えてくれたなって印象でした。」
櫻井「ちょっと賛成・反対でパキッと分かれるのは難しいかもしれないですね。それぞれ気持ちに それぞれ思いがあるので、引き留めようというニュアンスの人もいれば、気持ちを理解して その方向で頑張ろうという人もいるでしょうから、反対というのは難しいですね。」
Q 何にいちばん時間がかかりましたか？
櫻井「みんなの思いがきちんと同じところに着地することです。我々五角形だとしたら真ん中をどこに落とし込むかって言う話をひたすらしてました。そういった意味では我々20年以上一緒にいるので、互いが互いを尊重し、そんなバカな話はあり得ないわって机ひっくり返す人はいなかった。」
Q ケンカになったり言い合いになったりということは？
全員「ないです。」
Q 相葉さんのメッセージについて僕たちは仲が悪いわけではありませんとあえて書かれていました。お互いの気持ちに溝が出来たとか祖言う話ではないですか？
相葉「そういう事ではないですね。勘違いされちゃうかなと思って書かせていただいたんですけども、話し合いは何度もしたし、20年という月日がやはり絆が強くなってますね。」
松本「こんなに話す時期はなかったですね。っていうくらい個々にも集まって全員でも話しましたね。」
Q 話し合いの中で印象に残っていることは？
大野「何度も話し合ったので、話し合いを重ねる中で、最終的に期限というか2020年いっぱいまでと決まった時に、意見や気持ちがまとまってきた時に、メンバーが最後まで笑っていようと言われた時 ヤバかったですね･･･」
Q 涙が出た？
大野「正直、素直に申し訳ない気持ちがもちろんある中で、なんていう人たちだろうというか、嵐で良かったなぁ･･･とか 言葉にならなかったですね」
Q 事務所の先輩に相談はされた？
大野「今回は５人で決めました」