2019年1月29日の羽鳥慎一モーニングショーで紹介されていた
わさび専用のおろし板「鋼鮫」です。
本わさび専用おろし板鋼鮫プロ
2018年度のGOOD DESIGN賞も受賞している商品です。
これを使用した料理人達から
わさびの粘りに驚いたという声が上がって
大好評なんだそうです。
板の表面を見ると、「わさび」の文字が羅列されていますw
ちょうどいい感じで、
わさびはする時に空気となじませることで
からさが増したりするのですが、
この「わさび」の文字の板が、
一番良かったということで、この様なデザインになったそうです。
実際にすってみると、なめらかな感じですれるんですね。
羽鳥さんいわく「香りと辛さが全然違う」とのことです!
わさび本来の辛さを追求
本わさびはおろす器具とすりおろし方によって、味と香りがまったく違うことがあります。
わさびの辛味、風味の成分である「アリルからし油」は細かくすりおろせばすりおろすほど、酸素と反応し、より多くでてきます。
わさび本来の辛味風味を出すためには、この成分をより多く引き出すことが必要になります。
本わさびには、鮫皮が適しているといわれていますが、鋼鮫(はがねざめ)は、鮫皮ですったよう細やかさが最大限引き出すことができるおろし板です。
弊社は創業明治三十八年の「伊豆のわさび屋」です。せっかく高価な「本わさび」をお買い上げ頂いても「家ですりおろしたら全然辛くなかった」、「思ったより風味が乏しかった」とのお客様の声をよくいただきます。
詳しく聞くと、ご家庭内にある金属やプラステック製の薬味おろし器を使用し、大根おろしを作る動作と同じように、「本わさび」をおろし面に強く押し付け上下にすりおろしていることが分かり、その悩みを知ったことが開発のきっかけとなりました。
老舗わさび屋が開発
エッチング面(おろす面)の模様は、ご覧の通り「わさび」の文字が配列してあります。この形に決まるまでに丸、三角、四角、文字と模様、大きさ、配列の様々なデザインを数百種類試作をおこないました。
その結果、不思議なことに「わさび」というひらがな文字が最も優れており「やはり、わさびにはわさびの文字なのか!」と、とても驚きました。おろし面は本わさびをおろす時に理想的な円を描ける面積の、縦横約75mmの正方形にしています。厚みは本わさびをすりおろす時に押し付けすぎた際の圧を軽減するために、弾力しなりを考慮し1mmステン板を採用いたしました。
町工場の技術力
鋼鮫を製作する過程で一番難しかったのは、おろし面のデザイン形状でした。
わさびをおろすのに適すると思われるデザインの画をいくつも描き、実際にエッチング加工を行いました。驚いたことに、指でさわってみた感触で「これは行ける!」と思ったものがわさびを全くおろせないことが多いのです。わさびがおろせるデザインはないかと悩んでいたときに、銘板屋が普段多く使っている文字を使ってみようと思い付きました。銘板の原点である図形と文字にこそ答えがありました。漢字、平仮名、ローマ字と試しましたが平仮名が一番視覚効果に優れている上に、わさびをおろせることがわかりました。
こうして、デザインが決まってからはエッチングの回数による深さの適正と文字のサイズ、配列のバランスを何度も繰り返し調整し、鋼鮫を完成することが出来ました。本製品鋼鮫が本わさび本来の美味しさを食卓にお届けする商品として、お客様にご愛用いただき喜んでいただくことを願って止みません。
ネット通販で購入することが出来ます。