現在人気で16万台以上売れている自動翻訳機「ポケトークW」。
今回、電波法の定める技術基準の適合証明を受けていなく、総務省から改善を求める行政指導を受けました。
販売元のソースネクストでは、該当する電波の利用を止める措置を取りました。
利用できなくなる?使いづらくなる?
今回問題になったのは、ポケトークWが無線LANとして使用する電波の周波数の一部について、総務省に適合証明を得ていなかったというものです。
ただこれは一部の周波数ということなので、機器の使用には問題がないとのことです。
ポケトークのソフトウェアのアップデートにより、発生している問題は解決できるとのことです。
ソースネクストのホームページでは、次のように書かれています。
「POCKETALK®(ポケトーク) W」の技術基準への適合に対する対応について
弊社は、「POCKETALK(ポケトーク) W」に関して、1月25日付けで、総務省より技術基準への適合について
必要な措置を講ずるよう要請を受けました。この度の経緯と対処方法について、以下の通りお知らせいたします。
弊社では、当該要請に対応し、本製品を本件基準に適合させるためのアップデータを配信しております。
このアップデートを実行することにより、現在発生している問題は全て解消されますので、実行していただくようお願い申し上げます。
お客様には多大なご迷惑をお掛けいたしますことを、心よりお詫び申上げます。経緯
総務省より、「POCKETALK(ポケトーク) W」に対して、次の指摘があり、
早急に技術基準に適合するために必要な措置を講じるよう要請を受けました。① 電波法上、Wi-Fi用の周波数として国内での利用が認められていない周波数帯の電波を発射していること
② 技術基準の適合証明を受けていない周波数帯の電波を利用していること補足
①の指摘を受けた周波数帯は、米国や中国などの国で使用が認められているもので、日本国内での利用時にこの周波数帯の利用を停止する機能が一部機種(Wi-Fiモデル)で適切に動作しなかったため、使用できる状態にありました。
②の指摘を受けた周波数帯は、「POCKETALK(ポケトーク) W」では使用を想定していない周波数帯であったため、技術適合証明を取得しておりませんでしたが、該当の周波数帯での送受信ができる状態となっておりました。
弊社では、本製品を制御しているソフトウェアを修正しました。
以下の対処方法を行うことで、上記①及び②の問題は、すべて解消されます。
さらに詳しくは、ソースネクストホームページでご覧ください。
https://www.sourcenext.com/support/i/2018/190125_1/?i=pwt
総務省の適合証明とは?
無線通信は様々な周波数が使われていています。
総務省では下記の目的により適合証明を受けることになっています
- 無線通信の混信防止
- 無線通信の妨害防止
- 無線通信の有効利用の確保
今回の件に関する口コミ
メカ的な問題?
手続きの問題?
このまま使えるのはいいとしてメーカーが適合証明受けたら問題の周波数の電波も使えるようになるの?
まだまだお金を出して買える商品では有りません。日本では
使えた中国語対応機能が中国に行ったら使えなかった、なんて
笑えないユーザーズレポートを見ました。
技適ちゃんと取っていなかったのですか。
ちょっとお粗末。
こんな基本的なことができない企業の製品は使ってはいけない。
ありえないこと。
?
2.4Gは技適とってたけど、5Gは忘れてたとか? ちょっとアホチンだと思うけど、まぁどっちか使えればたいしたことはないか?
今回は、第三者による端末の検査は行われたのでしょうか?書類審査だけ
電波法に認められない電波周波数を使用してしまうと、他にも医療関係ではペースメーカー等にも悪影響が出ることがあったり、警察消防などの無線にも支障をきたす場合もあり、最悪、命に関わる問題にもなりますので、注意が必要です。