2019年4月11日のとくダネ!では、瀬戸内寂聴さん(96)とフジテレビの山崎アナウンサーが対談。
寂聴節で山崎アナウンサーの「仕事・家庭・子づくり」の悩みを解決されていました。
仕事と結婚どっちが大事?
「結婚するから仕事を辞めるというのは、もう古い。才能があれば仕事もしながら結婚もして良い。どっちが大事かっていうと、仕事の方が大事」
と話す瀬戸内寂聴さん。
山崎アナ「仕事も忙しいので 夫と家族の時間を持つことができなくって」
寂聴さん「夫との時間って、どんな時のこと?」
山崎アナ「一緒にご飯を食べたり、今日あったこととか もっともっと話したいんです。」
寂聴さん「寝床でしゃべればいいじゃないですか。ご飯食べながらしゃべれない」
山崎アナ「あと、子どものことですね」
寂聴さん「あぁ~」
31歳の山崎アナを悩ます問題。
それはいつ子どもを授かるか?です。
寂聴さん「もうお子さんは?」
山崎アナ「いないです」
寂聴さん「子どもがいないのに、子どもができたらなんて心配しているのは、それはおかしいよ あなた」
山崎アナ「頭ばっかり考えちゃって。子どもができたあと、働きにくいって女性多いと思うんですが」
寂聴さん「そんなの世間は言うけど、あなたは大丈夫。才能がありますからね。双子ができても大丈夫。人がいうこととか言われていることにおびえる必要はない。あなたはあなた。だからやってみせると思いなさい」
山崎アナ「でも、ちょっと生々しい話になっちゃうんですけど、子どもを作るっていう段階で悩んでいて、今仕事がなかなか忙しくって、夫となかなか・・・」
寂聴さん「大丈夫大丈夫。時間がない?」
山崎アナ「そうなんです。仕事をしながらやっぱり子どもを持つこと自体、子どもが生まれるまでの間にもたくさんハードルがあるんだなと思って。何かその段階で諦めなきゃいけないのかなとずっと悩んじゃうんです」
寂聴さん「でも 夫が好きで一緒にいるんでしょう?今の夫よりもっと好きなのが出てきたの?」
山崎アナ「出てきてないです」
寂聴さん「そしたらもう 今ので辛抱しときなさいよ」
山崎アナ「はい。辛抱します」
寂聴さん「今のを大事にしなきゃ時間がもったいない。何かのんきそうな顔してるけど、話聞くと、どうでもいいことを くだくだ考えてるわね」
山崎アナ「あー。どうでもいいことだったと言われて急に、あーそうだったなと思って(笑)」
寂聴さん「そうよ」
山崎アナ「来る前は、相談しながら泣いちゃうんじゃないかと思ったんですけど、笑い飛ばされてスッキリしました」
寂聴さん「もうくだらないこと考えないで早く子ども産みなさい」
山崎アナ「分かりました」
時に寄り添い、時に突き放す。
寂聴さん流の “背中の押し方” で応えてくれました。
そんな寂聴さんが、次の時代に思うことは?
次の時代に思うこと
寂聴さん:
「ただ その年号の間に戦争がないってことね。
それが一番大事なことじゃないですか。
このごろは戦争がなくてもね
去年とか おととしとか 洪水があったりね
すごく事故があったじゃないですか
あれをもっと抑えてくれるような政治をしてほしいですね。」