2020年 10月12日(月曜日)の
NHK おはよう日本 まちかど情報室
今日のテーマは『習慣にしよう!免疫力UP術』です。
テレビ番組で紹介された内容をまとめていきます。
まちかど情報室|習慣にしよう!免疫力UP術(小林弘幸教授)
今日教えてくれるのは、自律神経・腸に詳しい
順天堂大学医学部の 小林弘幸教授です。
免疫力を向上させるための方法などについて本や雑誌でも発信しています。(ページ下に紹介)
小林教授「“腸内環境” と “自律神経” を整えることが 免疫力UPのカギ になります」
免疫力UPのカギ1 腸の働きをよくする
小林教授「実は免疫力をつかさどる免疫細胞の7割が腸に存在するといわれています。ものすごく重要な臓器なんですね。」
そこでまず大事なのが、一日のはじまり。
腸は睡眠中に消化・吸収を終えて、朝起きた時には動きが弱くなっているんです。
そこで、朝起きたらコップ1杯の水を一気飲みすることです。
腸の働きをよくするには、ちゃんと朝食を取ることが大事なのですが、その前に水を一気飲みすることがポイントです。
胃に水がたまって、大腸が刺激され腸が目覚めます。
小林教授「動きが止まった大腸を動かすことになります。そうなると夜から朝の変換・移行がものすごく、うまくいくですね。」
さらに大切なのが “便通をスムーズ” にすること。
大腸は2か所に便がたまりやすく、たまると悪玉菌が増えて腸内環境が悪化します。
そこで効果的なのが 腸マッサージ。
右手で腰骨の上を、左手で肋骨(ろっこつ)の下をギュッとつかみ、ゆっくりともみほぐします。
これを朝2~3分行うと、腸の働きが良くなり免疫力の向上につながります。
小林教授「こうすると自然にトイレに行きたくなっちゃう人もいるんです。」
免疫力UPのカギ2 自律神経を整える
自律神経は内臓や血管の働き、体温をコントロールするなどの役割を果たしています。
しかし、不規則な生活を送ったり強いストレスを感じたりすると乱れてしまい、その結果細胞の働きが悪くなって、免疫力が低下します。
そこで自律神経を整えるために達人がおすすめするのが、
小林教授「一番手っ取り早く、パットできるのが呼吸です。深呼吸はものすごくいいと思いますね。」
ポイントは「吐く息を吸う息の2倍長くすること」です。
たとえば、鼻から3秒間吸い、口から6秒間吐きだします。
ゆっくりと息を吐くことで、呼吸が深くなりリラックスして自律神経のバランスが整えられるそうです。
これを朝起きた時や、食後など時間を決めて毎回1分間ほど行うと効果的だそうです。
さらに、寝る前に短く日記を付けるのもおすすめです。
手書きでゆっくりと書くことで、呼吸が整うんだそうです。
小林教授「呼吸を整えることによって、自律神経というのは整います。免疫力は必ず上がってきますので、今のこういう時代も乗り切っていけると思います」
1.朝起きたらコップ1杯の水を
2.腸マッサージで通弁スムーズに
3.吐く息を吸う息の2倍の長さに
免疫力アップには深い呼吸が大事ということで「ハァー」というため息も、実は吐く息が長くなるので、呼吸を整えるのにはいいそうです。