気になる台風の進路ですが、
西から東の方向に進む台風の場合、台風の上側と下側ではどちらの方が強く、
風や雨にどんな特徴・影響があるのでしょうか?
そこで、簡単にまとめていきたいと思います。
【台風の上側・下側】風や雨が強いのはどっち?
台風の上側と下側を分けて、それぞれの特徴について解説していきます。
台風の上側の特徴
日本は北半球ですが、
北半球の場合、台風は必ず反時計回りになります。
台風の上側は、台風の進む方向と自転する方向が逆の方向になるため、
多くの場合、比較的、雨、風ともに弱い傾向です。
台風の下側の特徴
台風の下側は、台風の進路方向(西⇒東)と台風の自転の方向が一致するため、
力が合わさり、多くの場合、比較的、雨、風ともに強くなりやすい傾向があります。
上側と下側の風速の違いについて
下のグラフは主な台風の傾向で、
台風の進路方向に向かって、左半円と右半円での風の強さを表したものです。
グラフの上の方が風が強いことを表しています。
台風の大きさにもよりますが、
下側は、上側より3割ほど風が強くなる傾向のようです。
台風の中心を通るルートは
自分のところが台風の中心を通るルートの場合は、
中心付近の風が弱いことが分かります。
これは台風の目になる部分ですね。
大きな台風でも中心から、数十キロの範囲はかなり風が弱いことが分かります。
(最大風速の5分の1程度)
ただ、台風が来るまでや、去っていく過程では中心からの距離があるため、
雨風ともに、それなりに強くなる傾向があるので注意が必要です。
まとめ
台風の下側(右側)の方が風、雨ともに強くなる傾向です。
今回の解説は、あくまでも上下での比較なので
気圧配置によっては雨・風ともに強くなる可能性もあります。