2018年9月12日の10時20分現在、セキュリティソフト「ウイルスバスター」を代表とするトレンドマイクロのセキュリティーアプリがApp Storeから削除され、トレンドマイクロ社自体も、対応に追われているようです。
SNSなどでも、当該のアプリが無くなってしまったとのツイートが多く見受けられます。
Yahoo!リアルタイム検索「トレンドマイクロ」https://search.yahoo.co.jp/realtime/search?p=%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%AD&ei=UTF-8&fr=top_ga1_sa
ということで、真相はどうなのか調査してみました。
トレンドマイクロ社でも想定外？
トレンドマイクロ社のサポート情報を見ると、「アプリが閲覧できないことを確認いたしました」となっています。この感じからすると、トレンドマイクロでも事前に把握できていない感じです。
トレンドマイクロ社 ホームページより引用
https://appweb.trendmicro.com/supportNews/NewsDetail.aspx?id=3271
サポート情報
Trend Micro社製 iOSアプリのApp Storeから閲覧できない件について
[公開日時：2018年09月12日 (水) 10:20 ]
本日、App Store上の当社アプリが閲覧できないことを確認いたしました。
■対象アプリ（個人）
・ウイルスバスター モバイル(iOS版)
・パスワードマネージャー(iOS版)
・ウイルスバスター for Home Network(iOS版)
・ウイルスバスターマルチデバイス月額版(iOS版)
・ウイルスバスターモバイル月額版(iOS版)
・ウイルスバスター+デジタルサポート月額版(iOS版)
・パスワードマネージャー月額版(iOS版)
・フリーWi-Fiプロテクション(iOS版)■対象アプリ（法人）
・Trend Micro Mobile Security (iOS デバイス)■対処方法
App Storeでアプリを検索してもアプリが表示されずインストールを行うことができません。現在本件について状況確認を進めております。
※既にインストールしている環境およびAndroid版においての影響はありません。本件についての最新情報は、本ページにて公開させていただきます。
製品がダウンロードできないお客様は、いましばらくおまちいただけますでしょうか。
お客様には、多大なるご迷惑をおかけいたしましたことを深くお詫び申し上げます。
今後とも弊社製品をご愛顧くださいますよう、よろしくお願い申し上げます
さらに調べてみると気になる記事がありました。
トレンドマイクロ社の名前が入ったアプリが中国にデータを送信していたとのことです。
ブラウザの閲覧履歴を密かに中国に送信、不正アプリがMac App Storeから削除
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1809/10/news047.html
トレンドマイクロや中国製人気アドブロックのアプリがブラウザ履歴を無断送信（訂正あり）
https://news.yahoo.co.jp/byline/yamamotoichiro/20180910-00096356/
トレンドマイクロ、国内のApp Storeからアプリが消滅–中国への閲覧データ送信は否定
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180912-35125479-cnetj-sci
こちらの記事では、MacのApp Storeとなっているので、ios版とは異なるようですが、Appleでは万全を期すため、トレンドマイクロ社のアプリケーションは全てApp Storeから削除された可能性が高いですね。
トレンドマイクロ社では、上記の「サポート情報」ページにて最新情報を公開するとなっています。
トレンドマイクロ社のセキュリティアプリ、ソフトを利用されている方はかなりの数だと思います。
どういった経緯でこのような自体になってしまったのか、真相がとても気になります。
追記：
同日数時間後、トレンドマイクロ社よりホームページ上に回答が出ました。