(写真引用:Yahooニュース)
競泳女子で来年東京オリンピックで金メダル候補の池江 璃花子(いけえりかこ)選手(18歳)が2019年2月12日、白血病であることをご自身のTwitterで報告がありました。
ご報告です。 pic.twitter.com/zP2ykLRgCD
— 池江 璃花子 (@rikakoikee) February 12, 2019
白血病の生存率はどのくらい?
白血病の生存率について調べてみますと、次のように書かれていました。
未治療の場合、全体の生存率は5年が60~80%、10年が20~30%、20年が10%ですが、病期により大きな差があります。
化学療法を受けた場合には、白血球数が低下し正常化し、症状も一旦は軽快消失し、寛解状態に到達します。しかし寛解状態に到達しても必ずしも治癒には結びつきませんので、長い目でみた治療が必要となります。再発ないし治療抵抗性となる場合がありますので、定期的な検査や治療が重要です。
引用:新潟県立がんセンター新潟病院
慢性骨髄性白血病の生存率は、早期発見されたかどうかと、実際に行った治療内容に、大きく左右されるといわれています。かつては、化学療法のみでは通常約4年で急性転化し、死亡してしまう病気でした。
しかし、現在は分子標的療法を受けた患者の85%以上が長期生存をすることができており、8年生存率は90%を超えるともいわれています。また、造血幹細胞移植やインターフェロン療法を受けた患者も50~70%ほどの人が8年生存率70%以上と長期生存を可能としています。
引用:がん治療.com
白血病は総合的に治りやすいです。赤ちゃんの時の白血病は9割以上治るといわれています。
ご高齢の方は治るのが6割~7割と減ってきます。
18歳の池江選手の場合はその中間くらいと見ていただければ。
引用:日本テレビ スッキリ(猪口孝一大学院教授)
未治療の場合では、やはり厳しい数値が見受けられます。しかし、きちんと化学療法を受けることによって、回復し症状も穏やかな状態にする事ができます。さらに経過観察をして再発を防ぐといった流れになるようです。
今回は発見が早く、池江さんの年齢も18歳と体力がありますので、治る確率はかなり高いと思います。
こうした確率というのは一つの目安であり、人間の可能性というのは計り知れない力や能力を秘めています。
ご自身の治癒力、そして現代の医学の力を信じ、今はしっかりと療養をされ、また元気な姿を見せて頂きたいと切実に願います。