電子書籍『Kindle』を読むには、Fire HD 8とKindle PaperWhiteではどちらの方がいいのか?
と思うのではないでしょうか?
新たにFire HD 8がリリースされたということで、
両機種を比較しながら、どちらの方がおすすめなのかについて解説していこうと思います。
新型Fire HD 8 についてまとめ
まず、新しくなったFire HD 8から整理しておきます。
2020年5月13日、Amazonで新型のFire HD 8の予約が開始。
発売日は2020年6月3日です。
- 処理速度の向上
- バッテリー持続時間の向上
- 画面が明るく見やすく
- 容量が2倍に増加
- デザインの一新
本体はこのような感じになっています。
本体サイズは、横 20.2cm x 縦 13.7cm x 厚さ0.97cm 重量 355gです。
AmazonのFire HDシリーズは、Amazon Androidアプリストアからアプリをダウンロードできます。
※ Google Playのアプリは使用できません。
新型Fire HD 8とKindlePaperWhiteの違いについて
それでは Fire HD 8 と KindlePaperWhite の違いを見ていこうと思います。
大きさと重さの比較
大きさと重さについて比較すると下の表のようになります。
目安として文庫本やマンガ本のサイズと重さものせておきます。
横幅(cm) | 高さ(cm) | 厚み(cm) | 重量(g) | |
Fire HD 8 | 13.7 | 20.2 | 0.97 | 355 |
Kindle PaperWhite |
12.5 | 17.4 | 0.81 | 205 |
文庫本の目安 (A6判) |
10.5 | 14.8 | 約1~2 | 約100~200 |
マンガ本の目安 (B6判) |
11.2 | 17.4 | 約1.5 | 約150~200 |
大きさは数字だけだと少しイメージしにくいと思いますので、下のイラストで表します。
このイラストから分かるとおり、KindlePaperWhiteの方は文庫本に近い大きさです。
8インチサイズのFire HD 8は結構大きいですね。
また、重さもFire HD 8はKindlePaperWhiteの2倍近くあります。
この大きさや重さの比較からいえることは、
文庫本やマンガ本のように手で持って閲覧するのであれば、
KindlePaperWhiteの方が小さくて軽いのでおすすめです。
外出時にも持って行く場合にも KindlePaperWhite は適しています。
テーブルなどに置いて見るのであれば Fire HD 8 の方が適しています。
ディスプレイの比較
Fire HD 8とKindlePaperWhiteでは使う目的が少し異なりますので、
ディスプレイの種類にも違いがあります。
機種 | ディスプレイの種類・解像度 | サイズ |
Fire HD 8 | カラー 液晶(189ppi) | 8インチ |
Kindle PaperWhite | モノクロ 電子ペーパー(300ppi) | 6.8インチ |
単位 ppiとは?
ピクセルパーインチ(Pixel Per Inch)の略で、1インチ(2.54cm)の長さの間にどれだけのピクセル(ドット)が表現出来るかを表した単位です。
解像度の違いによる見え方のイメージは次のようになります。
Fire HD 8の189ppiとKindlePaperWhiteの300ppiのイメージですが、やはり後者の方が綺麗です。
KindlePaperWhiteの文字は、紙の書籍のようにくっきりとしまって見えるので、長時間文字を見ていても疲れにくいというメリットがあります。
一方、液晶ディスプレイはカラーで色合い鮮やかに、写真、動画などをメインで閲覧するのに適しています。
もちろん、Kindle電子書籍のカラーの雑誌などを見るのであれば問題ないレベルです。
まとめますと、
Kindleのカラー雑誌や写真・イラスト・動画を閲覧 ⇒ Fire HD 8
モノクロの文章や漫画をじっくりと読む ⇒ KindlePaperWhite
という使い分けになってくると思います。
バッテリー持続時間の比較
バッテリーの持続時間は次のようになります。
機種 | バッテリーの持続時間 | 備考 |
Fire HD 8 | 最大12時間持続 | 読書、ウェブ、ビデオ、音楽などで使用した場合。 端末の設定、使用方法、ウェブブラウジングやコンテンツのダウンロードなどの条件により異なる。 |
Kindle PaperWhite | 1度の充電で最大10週間持続 | 明るさ設定13、ワイヤレス接続オフで1日30分使用した場合。 ワイヤレス接続およびライトの使用によって利用できる時間は異なる。 |
KindlePaperWhiteの電子ペーパーは驚くほどバッテリーの持続時間が長いのが特徴です。
Fire HD 8の方も最新機種ともあって、タブレットPCの部類として平均以上の持続時間を実現していて優れています。
やはりバッテリーをあまり気にせずに外出先で書籍を楽しむということであれば、KindlePaperWhiteに軍配が上がります。
スマホではついついバッテリーを気にしてしまいますが、そういった心配から解放されます。
アプリの比較
Fire HD 8は、Amazon Androidアプリストアで提供されているアプリをダウンロードして、数多くのコンテンツを楽しむことが出来ます。
Amazon Primeなどに加入することにより、映画や音楽、書籍など多数のコンテンツから自由に楽しむことが出来ます。
また「アレクサ」アプリを使うことで、音声で話すことで、天気、ニュース、時計、音楽、Alexa対応家電など簡単操作、天気やカレンダーのチェックもハンズフリーで行うことが出来ます。
キッチンに置いて、レシピ動画を見たり、タイマーのセット、買い物リスト・やることリストのチェックなども可能です。
一方、KindlePaperWhiteは読書専用の端末で、本を読むアプリと分からない文字を調べる辞書が内蔵されています。
あえて本を読むことだけに特化することで、集中して本を楽しむというコンセプトになっています。
綺麗な活字で本の内容に没頭することができます。
まとめ
以上、Fire HD 8とKindle PaperWhiteの違いについて解説してきました。
Fire HD 8は、タブレットPC的な使い方をする端末なのに対し、
Kindle PaperWhiteは、紙の書籍をデジタルに置きかえた端末として捉えると良いと思います。
マルチメディアで音楽や映画、動画を楽しみたいのであれば、Fire HD 8がおすすめ。
本を熟読したいのであれば KindlePaperWhite がおすすめです。
以上になりますが、ぜひお気に入りの端末を活用してより快適な生活を送りましょう!